探偵に頼めば、あらゆる手段を使って証拠を掴みとって来てくれる!
こう思っている方はいないでしょうか?
実は、探偵は”できること”よりも”できないこと”の方が遥かに多く、優秀で調査力のある探偵ほど、数少ない”できること”を駆使しながら高い成果を上げているのです。
本記事では、その探偵が浮気調査において”できること”と”できないこと”を解説します。
探偵が浮気調査で”できること”
探偵が浮気調査でできること(調査内容)は、大きく分けて3つあります。
それは…
- 聞込み
- 対象者の知人や同僚などの話を聞いて情報収集する。
- 尾行
- 対象者の後を追って、行動を観察して証拠映像を入手する。
- 張り込み
- 気づかれないよう対象者の動きを監視する。
です。この3つの調査方法は探偵業法(探偵業の業務の適正化に関する法律)できっちりと規定されています。
「これだけしかできないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、この3つを行うだけでもかなり体力的にハードな仕事です。
たとえば、対象者を張り込むために5時間以上何もせずにずっと撮影し続けたり、車の中に何日も止まり続けることもあります。
他にも、尾行・張り込み中に不審者やストーカーと間違えられて、警察に職務質問されたり、近所の人に通報されるのもよくある話です。
テレビや映画で推理をしたり、盗聴器や発振器などのデジタル機器をフル活用して調査を行っているイメージを持っている人もいるかもしれませんが、そのイメージとは裏腹に、探偵の仕事は地道で辛い業務なのです。
探偵が浮気調査で”できないこと”
探偵の浮気調査では、”できること”が3つしかない一方で、”できないこと”は数多くあります。
ここでは、その一例を示します。
- GPSを車に取り付けて追跡調査
- 盗聴器を対象者の家に設置
- マンションへの無断侵入
- 銀行データ・クレジットカード利用状況など、金融データの確認
- 仕返し・復讐代行、
- 縁切り工作
これらの行為は全て違法行為にあたります。”できること”と同様に、探偵業法(第六条)にも定められています。
たとえば、浮気相手宅のマンション番号を調べるために無断で侵入することは違法ではありますが、
つまり、探偵の浮気調査では対象者や第三者に危害や損害が出る行為は一切できない、ということです。
中には、できないこと(違法行為)を行って調査をしている探偵社も中にはるようですが、優秀な調査員が揃った信頼できる探偵社であれば、法を遵守した上でも高い成果を収めています。
言い換えると、もし自分で浮気調査するならできないこと(違法行為)を行わないよう、”できること”だけで証拠を集めなければならないことです。
探偵に頼めば”別れさせ工作”を行ってくれる?
「妻に浮気を辞めさせたい。」
「そのために、妻と浮気相手の関係を切りたい。」
このような思いから、探偵に”別れさせ工作”を依頼しようと考えている人もいるかもしれません。
ですが、別れさせ工作はグレーラインの行為であることを理解しておきましょう。
詳しい内容は上記記事に書いていますが、別れさせ屋自体が違法というわけではないのですが、別れさせ屋が行う方法や手段によっては違法行為にあたるケースがあります。
実際、別れさせ工作はトラブルにも発展ケースも珍しくなく、中には刑事事件に発展した例もあます。
その探偵社が別れさせ工作を引き受けるか否かは悪質な探偵社を見分けるポイントの1つなので、ぜひここで抑えておくといいですね。
そもそも、目的は”妻と浮気相手を別れさせること”ではなく、”妻の浮気をやめさせること”なので、手段と目的を履き違えないようにしましょう。
>>妻の浮気をやめさせる4つの方法
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